2011/09/12

徳山ダムの帰りに棚田を見つけた


道の駅 星のふる里ふじはしで大盛りの冷たい蕎麦を食べた
小鉢のミョウガはラッキョウに似た味がして嫌いな僕でも食べられた

食後にコーヒーを飲みながら案内看板を見ていて思い違いに気付いた
星の降る里だと思っていたが ふるさとのほうらしい


徳山ダムへ着いた
不思議な名前のトンネルと橋をいくつも通ってダム湖の最北まで
水浸しのトンネルを走り 足回りは白く汚れた


道の駅 夜叉ケ池の里さかうちへ寄ったあと県道274 40 32を通り春日へ
急なワインディングもあれば ちょうどいいワインディングもある
特に長者平の辺りは気持ちよく走れた
いい道見つけた

途中 道の駅の地図に載っていたダチョウ牧場へ寄り道した
3羽のダチョウは口をパクパク
目が大きくてクリクリしてるんだ


景色を見ながら坂を下っているとき 左後ろに棚田の看板を見つけた

棚田 棚田 棚田 200mくらい進んだところでピンッときた
看板までUターンしてみると貝原棚田と書いてある

貝原棚田の場所を調べるため鞄から携帯を出したが その必要必要はなかった
目の前にある細い坂の入口に矢印付きの小さな看板を見つけた

入口にある猪除けの柵を開け坂を進んだ
5分くらいして太ももがフワフワしはじめた頃 大きな杉の木が見えてきた
近くで農作業をしていたお爺さんに声をかけると もっと上へ上がったほうが眺めがいいと教えてくれた

生茂った畦道は虫が気になって怖いので走って上がった
一気に棚田の一番高いところまで駆け上がり呼吸を整えていると
足元の稲の中から鳩が2羽飛び出てきて焦った
パンパンの太ももじゃ踏んばりが効かず 危く畦から落ちるところだった

もちろん上からの眺めは最高だ

下る途中 お爺さんに「ありがとうございました」と声をかけると
「はいー」と返してくれた
別のお爺さんにも「こんにちは」と挨拶すると
「こんにちは」とやさしく返してくれた

猪除けの柵を開ける頃
農機の乾いた排気音が聞こえてきた
きっとお爺さんの耕運機だろう


田舎への憧れはますます強くなる