2011/09/15

バーバー高田


物心ついてから高校卒業まで 一度も坊主にしたことはかった
そんな僕も高校を卒業してからは ほぼ坊主で過ごしてきた

刈るのが面倒でしばらく伸ばしたことはあったが
それでもなんだかんだ坊主だ

坊主は 何より楽 バリカンで刈っておしまいだ
暑い日のツーリング中 頭から水をかぶったってへっちゃら すぐ乾くんだ
ほぼ機能重視で坊主にしていた


ある日 「髪伸ばしてみたら」彼女が言った
そのとき僕がなんて答えたかは忘れたが
伸ばす気なんてまったくなかった


ここ数ヶ月髪を刈っていない
坊主の状態から手つかずのまま 伸びた髪 かなり鬱陶しい
ヘルメットをとると 襟足がクルンとなってて パックマンの敵みたいだ

仕事もあるし そろそろ坊主かな と思っていた


そんなとき突然 「髪伸ばしてみたら」の言葉を思い出した
それが100%の理由って訳じゃないけど
伸ばしてみようかなと思えてきた

しかし何年も店で髪を切っていない
どうしたらいいのかわからないし なんかはずかしい

自分で切ることにした
もし失敗したら店に行くか もしくは坊主 猶予はある

薬指を引っかけれるハサミ それから愛用のバリカンを準備
細かいことはなし だいたいこんなもんだろ って感じでセルフカットを開始
薄暗い風呂場じゃ細かいとことか見えないけど 勘でカット

頭頂部はあまりいじらず 横と後ろにバリカンをあてていく
だいたいとは言っても 坊主のときよりソフトに少し浮かせ気味で刃をあてる

初めてやる坊主以外のセルフカット
まあまあいいじゃん


今日 約10年間の坊主生活に一旦お別れをした

坊主じゃない僕 あの娘に少しだけ見せたい